メディカルハーブの取り組み

ハーブはまだ日本ではコーヒーと並ぶ嗜好品としての認識が高いような気がします。


カフェに行った時、なんだかオシャレだから。なんだかちょっと身体に良さそうだから。

たまにちょっと飲んでみようかな?

そんな感じが多いですね。


ハーブティーは特別なものではなく
私たちが普段ごはんで味噌汁を食べるように、サラダを食べるように栄養補助、体調を整えるもの、水分補給としてともっと身近で実は親しみのあるものです


なかなかハーブ?メディカルハーブ?とわからない方が多いと思いますので

少しメディカルハーブの取り組み、効果などをお話しします


予防医学へのメディカルハーブの活用


予防医学には次の3つのステージがあります


  • 一次予防‥健康増進、疾病予防
  • 二次予防‥早期発見、早期治療
  • 三次予防‥疾病および再発の防止、合併症予防、リハビリなど

 メディカルハーブは一次予防に活用できるのはもちろんですが、侵襲性(生体に与えるダメージ)が低いため三次予防なも活用できます

→例えば、高血圧や高血糖の人が1日に何杯も砂糖やクリームを入れたコーヒーを飲んでいたのをハーブティーに替える、ということがこれにあたります。

 医薬品の代わりにハーブティーを飲んで病気を治そうというのではなく、病気の進行や合併症がおこることを避けるために、生活改善の一環として行います


メディカルハーブのホリスティックな捉え方

 ホリスティックという言葉は「全体的」「全包括的」などと訳されます


Calinaでのケアもホリスティックな考えで悪さしている場所ではなくあらゆる角度から、全体的にみています


そして、1+1が2ではなく3にも4にもなることを

「シナジー効果(相乗効果)」

と呼びます


→例えば、ローズヒップにはビタミンCのほかにフラボノイドが含まれていて、このフラボノイドがビタミンCの吸収や働きを高めることが知られています。

この例に限らず、自然現象や生命現象をよく観察すると、シナジー効果を持っていることがわかります。


私たちはビタミンCの補給のためにローズヒップティーを飲みますが、もしビタミンCだけが目的であればビタミンCの単体でを飲めばいいはずです。


わざわざローズヒップティーという形で飲む理由は、多様な成分の
「シナジー効果」
つまり
「ホリスティック」な働きを期待しているからです

まだまだ成分には謎があり

ハーブに含まれている成分のバランスを化学的に同じように作ろうとしても

同じ効果を期待できないそうです

植物の力は不思議ですね




広い視点に立ったメディカルハーブの取り組み

メディカルハーブにはアルカロイドやフラボノイド、精油やビタミンなど、多様な成分が含まれています。

精油を用いる療法であるアロマセラピー(芳香療法)はメディカルハーブの一領域となります。


メディカルハーブとはハーブだけと思われますが

アロマセラピーにフラワーエッセンス、森林療法など

広い視点でのメディカルハーブに取り組んでいます。


Calinaの店内に植物が多いのも、床が無垢材ということも全て含めてのメディカルハーブです


実は手軽なメディカルハーブ、植物療法


身体のケアだけでなくちょっとの意識と習慣を変えるだけでも

身体と心の変化を感じることができるはずです

見て見ぬ振りをせず

しっかりと自分の身体と心に目を向ける


とても大切なことです